PROFILE
1976年、集英社入社。『週刊少年ジャンプ』で鳥山明、桂正和、稲田浩司を発掘育成。「Dr.スランプ」「DragonBall」をヒットさせ、「ドラゴンクエスト」の誕生にもかかわる。デジタル時代を見据えてVジャンプを創刊成功させ、大幅部数減の週刊少年ジャンプに編集長として復帰。「ワンピース」「ナルト」の連載に道筋をつけ立て直しに成功。その後、集英社全雑誌の責任者の専務取締役、株式会社白泉社社長などを歴任。現在は、フリーの漫画編集者として活動。株式会社ブシロード社外取締役。
講座概要
“歴史に残るコンテンツ創造の真髄を探る。
伝説の編集者・鳥嶋和彦が実践的な企画術を解き明かす。”
「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など、時代を超えて愛される作品を作者と二人三脚で世に送り出した鳥嶋氏の手法は、単なるアイデアだけではなく、編集者としての鋭い洞察力と戦略的なアプローチに基づいています。本講座では、元少年ジャンプ編集長・鳥嶋和彦氏が手がけた数々の大ヒット作品の裏側にある歴史に残るコンテンツを生み出すための企画術を解説します。
本講座で身につけるポイント
優れたアイデアを生み出す
発想の型を習得する
“基本を徹底的に押さえ、
成功の基礎を築く編集者の視点を学ぶ”
鳥嶋和彦氏が担当した初期作品である『Dr.スランプ』では、物語やキャラクターの魅力を最大限に引き出す編集の手法を駆使しました。成功するコンテンツには、アイデアを形にするための堅実なプロセスと、ターゲットに響く企画の基盤が欠かせません。まずは、企画の基本に立ち返り、優れたコンテンツを生み出すための原則を学びます。
“基本を徹底的に押さえ、
成功の基礎を築く編集者の視点を学ぶ”
鳥嶋和彦氏が担当した初期作品である『Dr.スランプ』では、物語やキャラクターの魅力を最大限に引き出す編集の手法を駆使しました。成功するコンテンツには、アイデアを形にするための堅実なプロセスと、ターゲットに響く企画の基盤が欠かせません。まずは、企画の基本に立ち返り、優れたコンテンツを生み出すための原則を学びます。
事業を成長に導くトップクリエイターの
思考法を習得する
”既存の枠組みを打ち破り、
常識を超える 斬新な企画の立て方を体得する。”
革新的な企画を生み出すためには、時に既存の枠組みを大胆に壊すことが求められます。鳥嶋氏が手がけた『ドラゴンボール』では、漫画編集の常識を打ち破る新しいアプローチが数多く取り入れられました。キャラクターの成長や物語の展開において、これらの挑戦的な編集方針は世界中のファンに支持され、今なお語り継がれる名作を作り上げました。講座では、斬新な企画の立て方を学び、既存の枠を超えるアイデア創出の力を養います。
”既存の枠組みを打ち破り、
常識を超える 斬新な企画の立て方を体得する。”
革新的な企画を生み出すためには、時に既存の枠組みを大胆に壊すことが求められます。鳥嶋氏が手がけた『ドラゴンボール』では、漫画編集の常識を打ち破る新しいアプローチが数多く取り入れられました。キャラクターの成長や物語の展開において、これらの挑戦的な編集方針は世界中のファンに支持され、今なお語り継がれる名作を作り上げました。講座では、斬新な企画の立て方を学び、既存の枠を超えるアイデア創出の力を養います。
自身の専門分野を軸に越境し
領域を拡張する開拓技術を習得する
“自由な発想で未来を創る。
自らの力で新しいコンテンツを形にするための道を開く”
鳥嶋和彦氏が編集者として行った功績は、常に時代の先を見据え、作品に新たな価値を付加し続けたことです。編集者の枠にとどまらず、企画者としての独自の視点を確立し、従来の漫画の枠を超えたエンターテインメントの可能性を追求しました。この段階では、自分の手で未来を創りあげる独自性を追求し、時代を超えるクリエイティブな企画を実際に形にする手法を学びます。
“自由な発想で未来を創る。
自らの力で新しいコンテンツを形にするための道を開く”
鳥嶋和彦氏が編集者として行った功績は、常に時代の先を見据え、作品に新たな価値を付加し続けたことです。編集者の枠にとどまらず、企画者としての独自の視点を確立し、従来の漫画の枠を超えたエンターテインメントの可能性を追求しました。この段階では、自分の手で未来を創りあげる独自性を追求し、時代を超えるクリエイティブな企画を実際に形にする手法を学びます。
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
---|---|
約90分 | 1.週刊少年ジャンプ創刊 ・時代背景:ベビーブーム世代が雑誌文化の担い手 ・週刊少年マガジン、週刊少年サンデーの黄金期 ・実績がない週刊少年ジャンプに既存作家が作品を書かない ・初代編集長の3つの方針 新人漫画家の新連載 編集者と二人三脚で漫画づくりをする はがきアンケートで読者の意見を聞く 2.ジャンプの苦境を救った漫画 ・『男一匹ガキ大将』『ハレンチ学園』 ・男の子たちが本能的に見たいものはなにか 3.鳥山明との出会い ~ジャンプがいかに新人を発掘し、連載に繋げていくのか~ ・鳥山明のデビュー前 ・漫画賞の選考から外れる ・デザインされた新しい原稿に魅かれ、担当編集に 4.編集者と漫画家がどのように作品を作り上げていくか ①読み切り作品で「キャラクター」のテストをする ・キャラが魅力的な漫画は子供に支持される ・ワンストーリーでわかりやすく伝える ②漫画には文法がある ・絶望的な編集者時代の始まり ・早く読める漫画はおもしろい ・分かりやすさの中に”漫画の文法”がある ・漫画の打合せの「三段階」 (1)「面白い」か「面白くない」かの判断 (2)なぜ「面白くない」のかを分析する (3)分析をもとにした”提案” ③「キャラ」を掴んだら連載を目指す ・捨てキャラだった「則巻アラレ」 5.読切から連載を勝ち取る方法 ・生き残りをかけた編集者としての勝負 ・作品の評価が決定する連載会議 ・連載の終わらせ方が、次の連載に繋がる ・低迷している作品を立て直す方法 ・連載漫画は変化させていく ・人気漫画の第1話で共通するキャラクターの描き方 6.アニメ化 ~ジャンプ作品のアニメ化はなぜヒットするのか~ ・大勢の人で作り上げていくうえでトラブルを避けるためには |
こんな方におすすめ|受講生の声
——これまでのキャリアを教えてください
私は大学院を卒業後、2014年に博報堂に入社しました。2017年からTBWA\HAKUHODOへ出向しています。現在はDisruption Labというクリエイティブチームに所属して、主に日産自動車やマクドナルドを担当。CM企画、アクティベーション、イベント、商品開発など幅広く企業の事業成長に貢献する業務を行っています。
——『ブレーンクリエイティブライブラリー』講座の受講のきっかけを教えてください
当社には自己スキル向上のために研修を受ける際に会社が研修費を支援する制度があります。本講座に決めたのは、佐藤可士和さんの講座を受講したいなと思ったことがきっかけです。他の気になる講座も受講したく、10講座を受講できるチケットを購入しました。すべて私が受講する予定です。
——本講座はクリエイティブディレクターやアートディレクターの知見や技術の継承を目的に、「肉声で語ってもらう」動画コンテンツを作成、オンデマンド講座として提供しています
書籍と違って、講師の声で聞くことで理解度が全然違う気がします。お話をお伺いしてみたかったレジェンドのクリエイターの方のお話を聞けるので貴重な機会だと思いますし、業界的にもこれらのコンテンツがアーカイブされる価値があると感じていますね。また動画形式だと倍速の再生ができ、効率的に時間を過ごした気持ちになれるので気に入っています。
——関谷さんのような広告業界の方が、事業拡大に貢献し続けてきたトップクリエイターに学ぶことのメリットや効果についてどう考えていますか
博報堂やTBWA\HAKUHODOでは社内の教育制度が充実していて、トップクリエイターの話を聞く機会はもちろんあるのですが、独立した方や他社の方のお話を伺えるチャンスはそう多くはありません。そういう意味で、本講座の受講は魅力的でした。
例えば佐藤卓さんの講座では、「明治の『おいしい牛乳』をどのように売るかと考えた」というお話がありました。デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられたお話だったので、大変参考になりました。
——最後に、受講してこれから実践していきたいことを教えてください
今回受講を通して、佐藤可士和さん、佐藤卓さん、原野守弘さんをはじめ講師をはじめ講師の方々の仕事の事例や仕事に対する姿勢を伺う機会を得て感じたのは、やはり本人の言葉で説明をしていただけると、スーッと話が頭に入ってくるということです。「なるほど」と頷くことが多々ありました。こういった発見や気づきは、実務においても生きてくると思います。
また講師の方々が話してくださった経歴は、今後の自分はどうあるべきかと考えるきっかけになり、多くのヒントをいただけたと考えています。
——現在担当されている業務について教えてください。
私はカテゴリ統括部に所属しています。運動部の部活生をターゲットにしているCPS(コア・パフォーマンス・スポー ツ)で、テニスとバレーボールのマーケティングを担当しております。業務にはマーケティングの他、広告も含まれています。
——『ブレーンクリエイティブライブラリー』講座の受講のきっかけを教えてください
きっかけは貴誌のメルマガです。私は広告も担当しておりますが、予算の都合上、自分たちでコピーライティングを 含めクリエイティブを制作する場合も少なくありません。そのため私自身がスキルを持つ必要があり、受講を決めました。
——講座の学びを実践して成果になったと感じることを教えてください。
今回私は10チケットを購入したので、多くの著名な講師の中から10名選び受講しました。講師のラインナップはバ ラエティーに富んでいました。その中からクリエイティブディレクター、コピーライター、女性、男性と幅広く選択しました。 どの講座もとても勉強になりました。特に講師はコピーライティングでご活躍されている方々なので、「どのようなことに気 を配って制作しているのか」というお話はとても参考になりました。
——講義で印象に残っていることがあれば教えてください。
私はテニスシューズ等のコピーを考えるので、コピーライターの小西利行氏の講座が一番参考になりました。具体 的な話が多くわかりやすかったし、スキルアップにつながる講座でした。 実は受講前はクリエイティブに携わっている講師の方々なので、感覚でクリエイティブ制作を行っているのではないかと いう先入観がありました。ところが全ての講師がご自身の知見をわかりやすく言語化して伝えてくださいました。さすがト ップのクリエイターの方々だと思いました。
また講師の方々のお話には、クライアント企業の経営の上流工程部分に携わる発言が多くありました。マーケティングの 最終ゴールはKGIの達成だと思いますので、とても勉強になりました。新鮮だったのは浅井雅也さんの講座です。正に今 の時代の先端をいっているという印象を受けました。
——最後に、受講してこれから実践していきたいことを教えてください
多くの講師の方々の、「高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている姿」を拝見 して、つい「私も腕試しをしたい」という思いに駆られてしまいました。仕事のモチベーションが上がったことは確かです。
クリエイター・マーケターからの推薦
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違う のか!?」という驚きをもってこの講義を見ていました。
講師のおふたりは2001年にアメリカの美術学校で出会い、NY でデザイン事務所を設立。アメリカでゼロからスタートして、あら ゆる経験を積まれているからこその、実践的で先進的なお話がた くさんあって目鱗でした。
特に印象的だったのは、ソーシャルデザインとブランディング におけるパーパスの部分。 「デザイナーが社会のために何ができ るか(=ソーシャルデザイン)」というパートは日本ではなかなか 聞けない貴重なお話でした。そのジャンルが日本より進んでいる アメリカでの経験があるからこそ、仕事の種類の違いや、進め方・ お金の話までしっかりと学ぶことができます。
「デザインは問題解決をする仕事。見た目がいいものをつくる ことではない。」というデザインの本質をとうとうと語られる姿に 背筋が伸びる気分でした。若いデザイナーさんや、独立して海外 でも仕事したい人にオススメです。
※適宜挟まるCOFFEE BREAKはおふたりの人柄や関係が見 えて、すごく温かい気持ちになれます。本当に丁寧に、根幹からブ ランドと向き合っていらっしゃるのがわかります。
「ことばは、音である」 一倉宏さんのこの指摘にハッとした。
確かに、言葉はもともと発話するためにうまれたものだ。そし て、スマートフォンやパソコンで黙読ばかりしている私たちは、こ のことを見落としがちだ。
講義では、一倉さんがご自身の作も含む数々の名コピーを読 み上げている。どのコピーも、「音」としてとても耳心地がいいこと に驚かされる。(気品と知性、そして優しさを感じさせる一倉さんの 声によるところも大きい)ワープロやパワーポイントばかり使っ て、身体性を欠いたコピーを書いてはいないかという自分への戒 めとしたい。
その他、「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」な ど、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている。 1950年代までさかのぼってコピーの歴史を学べるのもうれしい。
一倉さんは科学者のいうエレガントな答え=見事な解決法の ようなコピーを書きたい、と語られている。コピーや広告を学ぶ者 にとって、この講座こそが「エレガントな答え」であることは私が 保証する。
現在販売中のおすすめの講座
顧客体験デザイン実践講座
優れたブランドは顧客と素晴らしい体験を共有し、長期にわたり生活者と繋がり続け、必要不可欠な存在へと持続的に成長し続ける循環を実現しています。この循環のエンジンとなるのが、まさに本講座でテーマとして扱う「顧客体験」です。
ブランドを通した顧客体験をデザインすることの重要性は説かれているものの、実際にマーケターやデザイナーはどのように考え、どのようなプロセスを経て顧客体験をつくりあげていくべきか。
表立って語られることの少ない顧客体験のデザインを起点としたブランド戦略の裏側を「デザイン戦略・認知施策・体験デザイン・LTV向上」の4つの視点から体系化。実際の事例をもとに18名のトップクリエイターがその技術を公開します。
お申し込み
クリエイティブライブラリー 鳥嶋 和彦編
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。 ※ お申込み後メールにて受講方法をご案内します。 ※ 視聴期間の終了は終了日の23:59までとなります。 ※ 視聴期間中の一時中断・再開が可能です。 繰り返しの視聴もできます。 |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 本講義は、オンライン配信講義となります。ご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。複数名受講には、人数分のお申込みか、オンデマンド研修(人数無制限プラン)をご利用ください。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。 ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 ・受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 ・お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |
受講価格 | 【1名受講】 36,000円(税込 39,600円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます 【人数無制限プラン】 500,000円(税込 550,000円) ※申込金20%を含みます |