PROFILE
資生堂宣伝部にグラフィックデザイナーとして入社後、国内外の広告制作および空間演出のデザイナー、アートディレクターを経て、渡米。帰国後、マキアージュや中国ブランド等のクリエイティブディレクターを歴任。資生堂において 30年以上、東京、ニューヨーク、中国とグローバルにクリエイティブのプロジェクトに携わる。 2015 年に宣伝デザイン部長。2018 年チーフクリエイティブオフィサーに就任。2022 年 1月から現職。資生堂グループブランドのクリエイティブ展開、企業内コミュニケーションのコーポレートコミュニケーションをグローバルで統括する。ブランディング、コミュニケーション、ソーシャルなど多方面から、美の新しい価値創りや新しい時代の女性たちをテーマに精力的に活動を行っている。
受賞歴に「パワーリスト 2020、2018」、「In-House Agency of the Year 2019」、「ディスプレイデザイン賞グランプリ」、「電通賞」、「NYADC 賞」、「D&AD」などがある。 東北大学特任教授(客員)。
講座概要
“資⽣堂デザインのDNAと時代に呼応するデザイン戦略とは?
長く愛されるブランドを生み出すデザイン戦略立案の手法・思考を学ぶ”
生活者から愛され続けるブランドを確立している資生堂のクリエイティブに対する思想・考え方から、息の長いブランド価値のつくり方を学びます。価値を生み出すだけでなく、時代の変化とともに柔軟に呼応しながらしなやかに成長し続けるデザイン戦略の裏側についても理論とともに学びます。
本講座で身につけるポイント
優れたアイデアを生み出す
発想の型を習得する
“資⽣堂クリエイティブ 価値づくりの考え方を学ぶ”
生活者から愛され続けるブランドを確立している資生堂のクリエイティブに対する思想・考え方から、息の長いブランド価値のつくり方を学びます。価値を生み出すだけでなく、時代の変化とともに柔軟に呼応しながらしなやかに成長し続けるデザイン戦略の裏側についても理論とともに学びます。
“資⽣堂クリエイティブ 価値づくりの考え方を学ぶ”
生活者から愛され続けるブランドを確立している資生堂のクリエイティブに対する思想・考え方から、息の長いブランド価値のつくり方を学びます。価値を生み出すだけでなく、時代の変化とともに柔軟に呼応しながらしなやかに成長し続けるデザイン戦略の裏側についても理論とともに学びます。
事業を成長に導くトップクリエイターの
思考法を習得する
“Design Research & Development
デザインの基礎研究がイノベーションを生み出す”
デザイン視点でイノベーションを生み出すために、資生堂が重要視する「デザインの基礎研究」とは?型を破り、新しい価値を生み出し続ける源泉となる思考法に迫ります。事例として、実際にデザインの基礎研究から生まれたブランドについても解説します。
“Design Research & Development
デザインの基礎研究がイノベーションを生み出す”
デザイン視点でイノベーションを生み出すために、資生堂が重要視する「デザインの基礎研究」とは?型を破り、新しい価値を生み出し続ける源泉となる思考法に迫ります。事例として、実際にデザインの基礎研究から生まれたブランドについても解説します。
自身の専門分野を軸に越境し
領域を拡張する開拓技術を習得する
“新しい体験創出がブランドを成長に導く
⼈々にとっての新しい体験を創る3つの要素を学ぶ”
マーケテイングの重要な要素として語られる顧客体験デザイン。一度ブランドと生活者が持った接点を長く強いつながりへと昇華するために、資生堂で実践する「人々にとって新しい体験をつくる3つの要素」について学びます。
“新しい体験創出がブランドを成長に導く
⼈々にとっての新しい体験を創る3つの要素を学ぶ”
マーケテイングの重要な要素として語られる顧客体験デザイン。一度ブランドと生活者が持った接点を長く強いつながりへと昇華するために、資生堂で実践する「人々にとって新しい体験をつくる3つの要素」について学びます。
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
---|---|
約120分 | 1 資⽣堂クリエイティブの価値づくり̶ 原点とそのデザイン戦略の進化̶ ・資生堂の使命とは ・資生堂のルーツ ・資生堂のコーポレートロゴ ・代表として最もチャレンジしたこと 「クリエイティブに適合した組織デザインとプロセスデザイン」 ・すべてを包摂する「美」の体験価値を創造し、課題解決の可視化をする ・美の体験価値づくり ーエリクシールの事例ー ・ユニバーサルデザインにおいての目的 「FOR SOCIAL GOOD,FOR A BETTER WORLD」 ・DESIGN R&D 2 .Design Research & Developmentイノベーションを⽣むデザインの基礎研究 ・初代社長=福原信三の精神に見るイノベーション性 ・資生堂のミッション ―知識の枠組みを広げること=美の概念の枠組みを広げることー ・⼈々にとっての新しい体験を創る3つの要素 ・ブランドを例にDesign Research & Developmentの活動 ・インプットデザインの重要性 ・DESIGN R&Dのミッション ・An innovative olfactory ritual 革新的な香り体験 ・⽇本とフランスの⾹り⽂化 ・資⽣堂保有のAromachology の⾹り ・⾹道体験 ・マインドフルネス ・⾃⾝のための⾹りの活⽤ ・Aromachologic Breath 呼吸とアロマコロジーの香りによる心身のコントロールの提案 3 思想を繋ぐ、プロダクトイノベーション̶ dプログラムから新オイデルミンまで̶ ・⼈々にとっての新しい体験を創る3つの要素 ―テクノロジー編― ・新オイデルミン ―リキフォームという技術― ・化粧品の本体とリフィルの構造 ・dプログラム ブランドのプログラムリニューアル ・エリクシール リサーチとプロトタイピング ・新オイデルミン 商品発売まで |
ゲスト講師
和久井 裕史 氏
資生堂クリエイティブ株式会社
クリエイティブディレクター/アートディレクター
2005年資生堂宣伝部にプロダクトデザイナーとして入社後、アジア欧米市場向けスキンケア商品のデザイン開発に従事。2014年~2022年、フランスへ赴任。欧州における広告制作・商品開発、SERGELUTENSのフレグランス、メーキャップ商品のデザイン開発を担当。帰国後、日本市場向けスキンケア商品のプロダクトCDとして従事しながら、産学共同でデザインの基礎研究を行っている。東京大学先端科学技術研究センター研究員。
近藤 香織 氏
資生堂クリエイティブ株式会社
クリエイティブディレクター/アートディレクター
2005年資生堂宣伝部にプロダクトデザイナーとして入社。マジョリカ・マジョルカや、dプログラム等のブランドのアートディレクションに携わる。現在、マキアージュやスノービューティ、資生堂パーラーのプロダクトを中心とした、国内事業のクリエイティブディレクションを行う。グッドデザイン賞、日本パッケージデザイン大賞など受賞。
こんな方におすすめ|受講生の声
——これまでのキャリアを教えてください
私は大学院を卒業後、2014年に博報堂に入社しました。2017年からTBWA\HAKUHODOへ出向しています。現在はDisruption Labというクリエイティブチームに所属して、主に日産自動車やマクドナルドを担当。CM企画、アクティベーション、イベント、商品開発など幅広く企業の事業成長に貢献する業務を行っています。
——『ブレーンクリエイティブライブラリー』講座の受講のきっかけを教えてください
当社には自己スキル向上のために研修を受ける際に会社が研修費を支援する制度があります。本講座に決めたのは、佐藤可士和さんの講座を受講したいなと思ったことがきっかけです。他の気になる講座も受講したく、10講座を受講できるチケットを購入しました。すべて私が受講する予定です。
——本講座はクリエイティブディレクターやアートディレクターの知見や技術の継承を目的に、「肉声で語ってもらう」動画コンテンツを作成、オンデマンド講座として提供しています
書籍と違って、講師の声で聞くことで理解度が全然違う気がします。お話をお伺いしてみたかったレジェンドのクリエイターの方のお話を聞けるので貴重な機会だと思いますし、業界的にもこれらのコンテンツがアーカイブされる価値があると感じていますね。また動画形式だと倍速の再生ができ、効率的に時間を過ごした気持ちになれるので気に入っています。
——関谷さんのような広告業界の方が、事業拡大に貢献し続けてきたトップクリエイターに学ぶことのメリットや効果についてどう考えていますか
博報堂やTBWA\HAKUHODOでは社内の教育制度が充実していて、トップクリエイターの話を聞く機会はもちろんあるのですが、独立した方や他社の方のお話を伺えるチャンスはそう多くはありません。そういう意味で、本講座の受講は魅力的でした。
例えば佐藤卓さんの講座では、「明治の『おいしい牛乳』をどのように売るかと考えた」というお話がありました。デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられたお話だったので、大変参考になりました。
——最後に、受講してこれから実践していきたいことを教えてください
今回受講を通して、佐藤可士和さん、佐藤卓さん、原野守弘さんをはじめ講師をはじめ講師の方々の仕事の事例や仕事に対する姿勢を伺う機会を得て感じたのは、やはり本人の言葉で説明をしていただけると、スーッと話が頭に入ってくるということです。「なるほど」と頷くことが多々ありました。こういった発見や気づきは、実務においても生きてくると思います。
また講師の方々が話してくださった経歴は、今後の自分はどうあるべきかと考えるきっかけになり、多くのヒントをいただけたと考えています。
——現在担当されている業務について教えてください。
私はカテゴリ統括部に所属しています。運動部の部活生をターゲットにしているCPS(コア・パフォーマンス・スポー ツ)で、テニスとバレーボールのマーケティングを担当しております。業務にはマーケティングの他、広告も含まれています。
——『ブレーンクリエイティブライブラリー』講座の受講のきっかけを教えてください
きっかけは貴誌のメルマガです。私は広告も担当しておりますが、予算の都合上、自分たちでコピーライティングを 含めクリエイティブを制作する場合も少なくありません。そのため私自身がスキルを持つ必要があり、受講を決めました。
——講座の学びを実践して成果になったと感じることを教えてください。
今回私は10チケットを購入したので、多くの著名な講師の中から10名選び受講しました。講師のラインナップはバ ラエティーに富んでいました。その中からクリエイティブディレクター、コピーライター、女性、男性と幅広く選択しました。 どの講座もとても勉強になりました。特に講師はコピーライティングでご活躍されている方々なので、「どのようなことに気 を配って制作しているのか」というお話はとても参考になりました。
——講義で印象に残っていることがあれば教えてください。
私はテニスシューズ等のコピーを考えるので、コピーライターの小西利行氏の講座が一番参考になりました。具体 的な話が多くわかりやすかったし、スキルアップにつながる講座でした。 実は受講前はクリエイティブに携わっている講師の方々なので、感覚でクリエイティブ制作を行っているのではないかと いう先入観がありました。ところが全ての講師がご自身の知見をわかりやすく言語化して伝えてくださいました。さすがト ップのクリエイターの方々だと思いました。
また講師の方々のお話には、クライアント企業の経営の上流工程部分に携わる発言が多くありました。マーケティングの 最終ゴールはKGIの達成だと思いますので、とても勉強になりました。新鮮だったのは浅井雅也さんの講座です。正に今 の時代の先端をいっているという印象を受けました。
——最後に、受講してこれから実践していきたいことを教えてください
多くの講師の方々の、「高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている姿」を拝見 して、つい「私も腕試しをしたい」という思いに駆られてしまいました。仕事のモチベーションが上がったことは確かです。
クリエイター・マーケターからの推薦
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違う のか!?」という驚きをもってこの講義を見ていました。
講師のおふたりは2001年にアメリカの美術学校で出会い、NY でデザイン事務所を設立。アメリカでゼロからスタートして、あら ゆる経験を積まれているからこその、実践的で先進的なお話がた くさんあって目鱗でした。
特に印象的だったのは、ソーシャルデザインとブランディング におけるパーパスの部分。 「デザイナーが社会のために何ができ るか(=ソーシャルデザイン)」というパートは日本ではなかなか 聞けない貴重なお話でした。そのジャンルが日本より進んでいる アメリカでの経験があるからこそ、仕事の種類の違いや、進め方・ お金の話までしっかりと学ぶことができます。
「デザインは問題解決をする仕事。見た目がいいものをつくる ことではない。」というデザインの本質をとうとうと語られる姿に 背筋が伸びる気分でした。若いデザイナーさんや、独立して海外 でも仕事したい人にオススメです。
※適宜挟まるCOFFEE BREAKはおふたりの人柄や関係が見 えて、すごく温かい気持ちになれます。本当に丁寧に、根幹からブ ランドと向き合っていらっしゃるのがわかります。
「ことばは、音である」 一倉宏さんのこの指摘にハッとした。
確かに、言葉はもともと発話するためにうまれたものだ。そし て、スマートフォンやパソコンで黙読ばかりしている私たちは、こ のことを見落としがちだ。
講義では、一倉さんがご自身の作も含む数々の名コピーを読 み上げている。どのコピーも、「音」としてとても耳心地がいいこと に驚かされる。(気品と知性、そして優しさを感じさせる一倉さんの 声によるところも大きい)ワープロやパワーポイントばかり使っ て、身体性を欠いたコピーを書いてはいないかという自分への戒 めとしたい。
その他、「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」な ど、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている。 1950年代までさかのぼってコピーの歴史を学べるのもうれしい。
一倉さんは科学者のいうエレガントな答え=見事な解決法の ようなコピーを書きたい、と語られている。コピーや広告を学ぶ者 にとって、この講座こそが「エレガントな答え」であることは私が 保証する。
現在販売中のおすすめの講座
顧客体験デザイン実践講座
優れたブランドは顧客と素晴らしい体験を共有し、長期にわたり生活者と繋がり続け、必要不可欠な存在へと持続的に成長し続ける循環を実現しています。この循環のエンジンとなるのが、まさに本講座でテーマとして扱う「顧客体験」です。
ブランドを通した顧客体験をデザインすることの重要性は説かれているものの、実際にマーケターやデザイナーはどのように考え、どのようなプロセスを経て顧客体験をつくりあげていくべきか。
表立って語られることの少ない顧客体験のデザインを起点としたブランド戦略の裏側を「デザイン戦略・認知施策・体験デザイン・LTV向上」の4つの視点から体系化。実際の事例をもとに18名のトップクリエイターがその技術を公開します。
お申し込み
クリエイティブライブラリー山本尚美編
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。 10月限定 視聴期間拡大キャンペーン 10/31(木)までのお申込みで、視聴期間通常14日間のところ、28日間ご覧いただけます。 ※ お申込み後メールにて受講方法をご案内します。 ※ 視聴期間の終了は終了日の23:59までとなります。 ※ 視聴期間中の一時中断・再開が可能です。 繰り返しの視聴もできます。 |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 本講義は、オンライン配信講義となります。ご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。複数名受講には、人数分のお申込みか、オンデマンド研修(人数無制限プラン)をご利用ください。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。 ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 ・受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 ・お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |
受講価格 | 【1名受講】 36,000円(税込 39,600円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます 【人数無制限プラン】 500,000円(税込 550,000円) ※申込金20%を含みます |