急激に働き方が変化する現代で、従来の管理ができない中でも成立する「課長2.0」時代のマネジメント術を学ぶ

『新しいマネージャーの思考法 課長2.0』実践研修

テーマ
人材育成 コミュニケーション ビジネス・問題解決スキル
形式
オンデマンド
対象者
中堅・マネージャークラス

講座概要

メンバーの力を最大限引き出し結果を出す、課長2.0時代の働き方を身につける

コロナ禍を経て、いま「課長」を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。中でも大きな要因になっているのが、なかば強制的に推進されることになったリモートワークの一般化です。従業員だけでなく、会社にとっても固定費の削減などのメリットがあるリモートワークの導入は、もはや不可逆的な変化になりました。また、それに伴い、企業への帰属意識も醸成し辛い環境となっています。この急激な環境変化の波を大きく受けているのが「課長」をはじめとする管理職です。仕事ぶりや進捗状況が直接確認できず、気軽なコミュニケーションが失われた半ば目隠しのような状態で、マネジメントをしなければなりました。しかし、この「難問」に対応できたとき、管理職は職場に縛り付けられるという「制約」から解き放たれ、「課長2.0」として大きな可能性を手にすることができます。本講座では、ソフトバンクの孫社長から所在地がバラバラの複数部門のマネジメントを任され、リモート・マネジメントで成果をあげ続けた著者 前田氏から、これからの時代に必要な、直接の管理ができない中でも成立する「課長2.0」時代のマネジメント術を学びます。

この研修で得られるもの

  • リモート・マネジメントでも成果を上げる課長の仕事術が分かる
  • 部下との協働関係を引き出す「信頼関係の築き方」を学ぶ
  • 部下の自走力を引き出す「良い状態」のつくり方を理解する
  • 会議を部下の「人材育成」の場にする方法を知る
  • チャンスを取りに行くための「余力」の生み出し方を学ぶ

このような方に最適な研修です

  • 働き方改革でリモートワークが導入されたが、仕事のプロセスが直接見えず マネジメントが難しい
  • 目立った問題もなくまじめに働いている部下から突然退職の連絡があった
  • 1on1 ミーティングで仕事の悩みを聞き出せればと思ったが、事務的な会話しかできなかった
  • 次から次へと部下からの相談があり自分のためのまとまった時間を取ることができない
  • 自分から仕事を探して動いて欲しいが忙しすぎて部下指導の時間を取ることもできない
  • 意見交流のために定例会議の時間を設けているにも関わらず若手が毎回発言もせずに困っている

本研修のポイント

ポイント①マネジメントのインフラ「信頼関係」の築き方

チームを「自走する良い状態」に保つことが管理職の仕事であれば、リモートワーク時代のマネジメントはある意味で「管理職の格差」を明らかにするものでした。インフラが構築できているチームは管理職の働きかけにメンバーが応じてくれますが、そうでないチームは、どんなに働きかけても、その努力は虚しく空回りすることになります。そのインフラとは、言うまでもなく、管理職と個々のメンバーの「信頼関係」です。逆に「信頼関係」を築くことができれば、一気に状況は変わります。特に、リモートワーク環境下では、その効力を強く実感できるはずです。本講座では、「この人なら、何でも相談できる」「この人は、自分の力になってくれる」という信頼感をもって、メンバーの方から積極的にホウレンソウをしてくれるような仕組みを作るインフラ構築の手法を身につけます。

ポイント②気づきを与えてメンバーの「自走力」を引き出す

なかなか結果を出せずに苦しんでいるメンバーを指導して、チームの目標に貢献できる「自走力」を持った人物に育ってもらう。管理職の重要な仕事の1つであり、これができなければ後々に自分自身の首を絞める結果になってしまいます。しかし、頭では分かっていても、任せているだけでは成果が出ず、かと言って、細やかな指示では手間がかかり、自分で考える能力も身につきません。そこで本講座では、自分の頭で考えるきっかけ、気付きを与える具体的なメンバーとのコミュニケーションについて学びます。

ポイント③会議の場でメンバーの「ビジネス思考」を養う

チームにおける重大な意思決定を行う会議は重要ですが、会議そのものは1円たりとも生み出しません。成果を生みだすのはあくまで現場の仕事であるからこそ、管理職は、会議に費やす時間を最短にしながら、質の高い意思決定ができるよう工夫を凝らす必要があります。そのために有効なのが、意思決定に必要な「ロジック展開の型」のフォーマット化です。本講座では、「的を射た議論」を担保するための提案書の型の作り方を学びます。「なぜ?、だからどうする?、するとどうなる?」など、メンバー全員がこうした「ビジネス思考」を身につけることができれば、自力で優れた提案を構築することができるようになり、結果的に管理職にかかる負担を最小限にすることができるのです。

💡研修担当者が検討しやすいポイント

  • ●プレイヤーからマネージャーに求められる“役割の転換”と“視座の高さ”を体系的に理解。現場でありがちな「自分でやったほうが早い」を乗り越える思考を育成
  • ●個人の成果ではなく「チームで成果を上げる」という発想の転換を促し、業務配分や部下育成の最適化に繋げる
  • ●マネジメントにおける「手放す」「任せる」「仕組みで回す」考え方をケースで体感。属人的に抱え込みがちな現場課長層に変化を促す
  • ●「命令・指示」から「巻き込み・合意形成」への移行が求められる時代において、信頼関係をベースにしたコミュニケーション術を学べる
  • ●書籍に登場する「3つの問い」などの思考フレームを活用し、感覚ではなく“論理的に考え、動けるマネージャー”への進化を支援

講義資料は、類似テーマの講座からの引用で、イメージです。

想定カリキュラム案

時間 講義内容
第1部
20分
働き方が変化する中で、マネジメントの難易度が上がった
  • そもそも「管理職」とは何か?
  • 部下育成がうまくいかない理由:コミュニケーション
  • チームを自走する状態にするためのアプローチ
  • 部下とのコミュニケーション6つのポイント
第2部
40分

自走力を高めるチームビルディングのポイント
  • 信頼インフラを構築するためには?
  • 管理職こそ、企業理念と個人の念いを重ねる
  • 状況を変えるための1on1実践方法
  • 日常の相手の状況を知る3つのアクション
  • モチベーションを下げる、マネジメント3つのNG
第3部
40分
自走力を高める高品質会議のススメ
  • 生産性を高めるために、管理職は「7割」で決断する
  • 自走力を高める実践方法:6つのTips
  • 生産性の高い会議を担保する段取りアクション
  • 「的を射た会議」をデザインするフォーマット
  • 「報告+ネクストステップ」を定着させる
  • ズレない意思決定のポイント
  • 自走力を高める、部下の会議育成法
  • 部下にファシリテーションを任せるための4ポイント

想定カリキュラムです。ご希望に合わせてカスタマイズ可能です。詳細はご相談ください。

講師候補の紹介

前田鎌利 氏

書家/プレゼンテーションクリエイター 一般社団法人 プレゼンテーション協会 代表理事 株式会社 固 代表取締役 一般社団法人 継未 代表理事 私設図書館つぐみ 館長

1973年福井県生まれ。東京学芸大学卒業後、阪神・淡路の震災を機に通信業界において17年にわたり従事。2010年に孫正義社長(現会長)の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア第1期生に選考され孫社長のプレゼン資料企画・作成・演出などを手掛ける。 ソフトバンクグループ会社社外取締役や、社内認定講師として活躍後、2013年に独立。 年間200を超える企業にて講演・研修・コンサルティング等を行う。 著書は累計45万部を超える。

当社教育講座・研修に登壇実績がある方より抜粋

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